どうも近頃、気に入らないことがある。

2010/05/24
こんな時代だからセイフティーネットでお金を借りようとしたら駄目だという。理由はちゃんと話さないのだが、どうやら「僕の年齢」らしい。
若者が減少して少ない若者で年寄りを支えなくちゃならない時代が訪れていることに危機感を抱いている人たちが多いのに、年寄りが働こうとすると「もうじき死んじゃうから金は貸せない」という。なんたる時代だ。

写真はマダガスカルの住宅建設現場
近頃、気に入らないことがある。その一つはサスティナブルな社会とうい奴である。この美名に隠れて「生ぬるいだらだらした持続性」を評価する空気が気に入らない。「鮮烈な瞬間」こそが感動じゃないのか・・・。

成長時代を終えて、成熟社会に突入したら競争もなく、駄目な奴も一緒に幸せになる社会づくりが始まっている。成熟とはこころの成長時代である。そこには競争もなくっちゃならないし、落伍者もなくっちゃならない。
成熟社会は生ぬるい持続社会でみんな仲良く長生きする気らしい。

自然界ではどんな生物も競争している。負けたら死ぬのが当たり前だ。日本の美意識は、いやアジアの美意識はこの自然との一体感を大切にしてきた。だから死は生の一部だと言えたんだ。なのに死ぬことを嫌がっている。みんな生ぬるい社会でなあなあと仲良く長生きしようと思っている。

これじゃ、命は延びても自殺者が増える。強靱な生命力がなくなって過保護の人間ばかりになる。
もう一度、生きものに戻ろうよ。生ぬるいサスティナブル社会なんて捨てようよ。

エコというといいことに思っている。エコロジーとは生態系のことだ。生物の本来あるべき生態系では生死を争う闘争がある。みんないい子に長生きしようというのがエコロジーじゃない。

近頃、流行っていることはみんなほとんど間違っている。
2010,5,24