SALONE ARCHIVES in Milan
黒川雅之のサローネ情報

黒川雅之のサローネ情報2007 vol.12
KUMAとHARAKENYA

2007/04/22
隈さんはすっかり日本づいている。ちょっと嫌らしい程に日本の美意識を利用している。それもなかなかうまい。自分の中を観察して見つけた現代に通用する美の表現という正当な美意識,そうありたいのだが隈さんのはそのぎりぎりをいっている。もう少しで危ない迎合的な日本趣味になる直前と言うべきだろう。我々にはそう驚くこともない手口である。原研哉のつくばいがいい。つくばいと称しながら決していやらしい日本風ではない。
竹をつかったらもっと現代的な表現方法を探すか、トクジンのように簾のような曖昧な空間感覚を表現するのならおよそ日本的ではないストローをつかって表現したい。凄い美意識をもった日本だからその表現は難しい。