Yasuko's Room
元アクシス編集長関康子のデザイン寄稿
インド建築ツアー<5> インドからバングラディッシュ、ダッカへ
関康子
2006/08/30
チャンティガール駅にあった有料体重測定器
国会議事堂外観
議事堂内部
彼らに遅れること2時間ほど、胃袋の中に懇親会での食事が消化されずに残っているすっきりしない体調で、それでも朝8時頃ホテルを出発。一足先に議事堂に集結していた巡礼者の方々と、カーン設計の「アユブ病院」で合流する。カーンの建築は、今回アーメダバードの大学に次いで2度目。同じように幾何学的で赤レンガ造り。
そしていよいよ「バングラディッシュ国会議事堂」を訪問。皆さんはすでに「議事堂の日の出」を堪能された後だったが、私は初対面。人工湖畔に佇む威風堂々とした建物は、まるで古代の遺跡のよう。時空間を超えた圧倒的な存在感。今回のトピックスは外観だけでなく、内部に入れるということ。厳しい身体検査の後に、バングラディッシュ国民もめったに入れないだろう議事堂内部を見学する。
とにかく、スケールが大きすぎて、言葉が出ない。写真を撮ろうにも、撮りきれない。
カーンが設計し、64年に着工して完成するまで約20年。74年に亡くなった建築家は建物の完成を見ることが出来なかった。世界でももっとも貧しい国のひとつであろうバッグラディッシュの国民が、20年という歳月をかけながら、めげることなくこの建築物を完成させた。彼らにとってこの建物は、大きな誇りなのだろう。バングラディッシュの国民と老齢ながらアメリカからやってきた偉大な建築家に敬意を表します。




